発生主義って何?ちゃんと理解して損益の感覚を掴もう!!




こんにちは。

経理マン(@keiriman12)です。

 

突然ですが、「常識」ってとても難しい言葉ですよね。

自分とっては常識でも、電車で隣に座った人にとっては常識ではないかもしれませんね?

 

経理にとっては常識的な考え方でも、営業だったり事業部の人には全く常識じゃない事って多々ありますね。

その中でも「発生主義」って意外と経理以外の人には馴染みの無い感覚だと思います。

 

そこで、今回は「発生主義」について掘り下げて皆様にご紹介したいと思います!

この「発生主義」という考え方はビジネスをする上で、とても大切な考え方になるので、是非勉強していってください。




発生主義とは?

発生主義とは、費用や収益を正しい期間で計算しましょう。という事です。

 

例えば、1年間分のシステム利用料金として120万円支払いったとします。

それは1年間分を前払いしただけなので、これをその時に全て費用にするのは会計の原則から外れてしまいます。

なので、1カ月当たり10万円を毎月計上するのが正しい処理となります。

 

仕訳としては、

120万円前払い時
前払費用 120 / 現預金 120

支払っているので現預金は減少するが、1年分の前払いなのでこの時点では費用は認識しない。

毎月の処理
支払手数料 120 / 前払費用 120

毎月前払費用を取り崩して、その分費用に計上する。

 

こうする事で、期間に応じた収益を計上する事が出来るので、正しい損益計算が可能となります。

現金主義とは?

現金主義とは、発生主義とは違い現預金の入金・出金がそのまま、収益・費用になる処理の方法を言います。

 

・入金=収益

・出金=費用

 

処理としては非常にシンプルで分かりやすいのが、この現金主義ですが、正確にその期間の損益を計算する事は出来ません。

 

上記の例で仕訳を考えてみると、

現金主義
支払手数料 120 / 現預金 120

となります。

発生主義が分からないビジネスマンが多い

冒頭でも述べましたが仕事をする上で、この発生主義という考え方は非常に大事です。

 

例えば、

①1月にゲームのプロモーションとして5ヶ月分の広告費100万円を支払いました。

②1月のそのゲームの売上は50万円でした。

 

現金主義の考え方
50万円(売上)ー100万円(広告費)=-50万円(営業損失)
発生主義の考え方
50万円(売上) ー20万円(100万円÷5)=30万円(営業利益)

 

それぞれの考え方でこんなにも違いがあります。

単純に支出を費用としてとらえ、現預金の増減だけをとらえてしまうと、1月は50万円の赤字です。

しかし、発生主義を考える事が出来て、広告費を費用に応じて計上する事が出来れば、30万円の黒字という結果になります。

 

もちろん実態に即した結果は発生主義で計算される30万円の黒字です。

 

正しい期間計算を身に着ける事で、出来るビジネスマンとして見られる事は間違いありません。

今現金主義の考え方になっている人は、これを機に発生主義の考え方にシフトしましょう!

発生主義の具体例

ここまで発生主義とは?という事について書いてきましたが、まだまだ感覚がつかめない人も多くいるのではないでしょうか?

そこで、他にもこういった場合が発生主義だよ!というものをいくつかピックアップしていきましょう。

 

■代金を1年間分前払いで貰った場合

入金時
現預金 / 前受金
毎月の処理
前受金 / 売上

売上に関しても1年間分前払いで貰った等、1ヶ月の期間以上の金額を貰った場合は月毎に収益を計上する必要があります。

そうしないと正しい1ヶ月の収益が分からなくなってしまいますね。

 

多く貰った場合は、一旦前受金に計上しておきましょう。

 

■サービスを提供しているが、まだ代金を貰えていない

サービス提供時
売掛金 / 売上
入金時
現預金 / 売掛金

売掛金という言葉を知っている人は多いのではないでしょうか?

売掛金とはサービスの提供や商品を売ったがまだ代金を貰えていない時に使う科目です。

 

よくある取引だと思いますが、

月末締め、翌月末払い。これが最も分かりやすい例ですね。

これも収益はすでに発生しているので、その期間でちゃんと計上するようにしましょう。

 

■3ヶ月分のサービスをサービス終了時に支払う

1,2ヶ月目
支払手数料(費用) / 未払金
3ヶ月目の支払い時
未払金   / 現預金

支払手数料

 

サービスを受けた最後に代金を支払するので、それまでは未払金に計上しておきます。

そして3ヶ月目に代金を支払う時に、未払金を取り崩します。

 

まだ、支払いはしてませんが、サービスの提供は受けているので、費用計上はすなくてはいけません。

そこで相手科目に未払金を持ってきて、月ごとに費用計上しましょう。




まとめ

いかがでしたでしょうか?

今までなんとなく発生主義を理解していた人も、ちゃんと理解する事ができたでしょうか?

 

もちろん、全てを発生主義にする必要は無く、小額の取引などは現金主義で処理する事も一般的です。

ただ、原則としては発生主義を使うのが一般的なので、みなさんもしっかりと発生主義を意識して日々の仕事をするようにしましょう。

 

意識するのと、しないのとでは雲泥の差で仕事の質が変わってきます。

アカウンティングの研修がなぜあるのか?

それはこういった考え方がビジネスマンにとって非常に重要なスキルだからです。

 

これからもみなさんの為になるような記事を更新していきますので、

引き続きよろしくお願いします!

 

また、こんな記事を書いて欲しいというような要望がありましたら、随時受け付けているのでお気軽のお問合せください!

 

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

 

経理マン

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