こんにちは。
経理マン(@keiriman12)です。
最近スケートボードを始めようか迷ってyoutubeで動画を見まくっていたのですが、盛大に転んでケガをしている動画を見て、止める事を決意しました。安全第一です。
さて、自分は今でこそ上場企業で働いていますが、その前まではずっと従業員30人~50人程度の中小企業で働いていました。
前職の広告代理店では初めての経理担当者として中途入社し、ずっと1人経理として仕事をしていました。
そして、どうしたら社長に良い報告が出来るか?社長は何を求めているか?を常に意識してきました。
そんな中でたどり着いたコツを皆様にご紹介出来ればと思います。
いつも報告の仕方で悩んでいる方に少しでも参考になれば幸いです。
中小企業の社長は経理を知らない

実は社長で経理出身ってほとんどいないんです。
基本的には自分が今までやってきた事で独立して、それをサービスとして会社を経営している方がほとんどです。
そして中小企業の社長はそのサービスをどう伸ばすか?という事に全神経を注いでいます。
もちろん、売上や利益の事に関しては意識しているでしょう。
キャッシュイン・キャッシュアウトも意識していると思います。
でも、大体の社長はそこまでです。
それより先の細かい話はそこまで理解していません。
実際会計処理なんかは一切分からないし、原価や販管費もそれほど強くは意識してないし、ましてやその内訳なんて全く分からないです。
中にはちゃんと経理・会計の事をしっかりと分かっている社長もいると思いますが、ほとんどの社長はちゃんと理解していないと思います。
だからこそ経理が必要になるのです。
数字の報告だけではダメ

前項で社長は経理や会計を知らないという事を説明させて頂きました。
では、そんな社長にただ単に数字だけの報告をしても大丈夫でしょうか?
もちろん答えはNOです。
数字だけの報告をしても、売上見て、営業利益見て、はい終わり。
試算表に含まれている内容の2%くらいしか理解されないまま終わってしまいます。
では、どうしたらいいいのか?
それは、プラス1のコメントを提供する事です。
プラス1のコメントとは?

実際にどういったプラス1のコメントが社長に喜ばれるのでしょうか?
社長というのは、経理・会計の事にはあまり詳しくありません。
例えるならば、「社長は森を見ているが、経理は木を見ています」
社長は細かい数字はそこまで把握していませんが、全体の経営の事を考えています。つまり大きい数字を常に意識しながら動いています。
逆に経理は一つ一つの取引全てを会計ソフトに入力する訳ですから、細かい数字を見ています。
社長は見えていないが経理は見えているもの。
その細かい数字を把握しているからこそ出せる有益な情報というものがあります。それを伝えましょう。
「前月に対して広告宣伝費が増えています。要因は~」
「今月はキャッシュに余裕があるので、投資をしてみるのはいかがですか?」
などなど、
プラス1のコメントは社長にとって非常に有益で参考になる情報である事は間違いないです!
社長は経理視点の数字のコメントを求めています。
報告が苦手な人はココをチェック
・各勘定科目毎の前月比の増減が大きい科目
⇒その科目の増減が正常なのか?異常なのか?
・売上が増えた(減った)要因
⇒一時的な増加なのか?何か要因があって継続的に売上増加が見込めるのか?
・短期目線での利益の推移
⇒社長は長期目線で考えているので、足元の短期目線での推移を伝えてあげる
・削減できる経費は無いか?
⇒社長は常にコストカットをしたいと考えています。経理で細かいコストカットが出来ないかを見てあげましょう。
etc…
他にも会社毎にいろいろ見るポイントはあると思います。
ココに書いた事が全てではないので、自分でも考えてみましょう!
あとがき
経理がただの数字入力担当者になってしまっては価値がありません。
それだけで終わっていたら、いずれAIに取って代わられてしまいます。
経理の本質は考える事にあると思います。
会計処理を検討する事もそうですし、今回お話ししたみたいに、経理視点で見える数字からコメントする事で気付ける事はかなり多くあります。
自分で考え工夫した報告を社長に上げれる事で、初めて経理担当者としての本当の価値が生まれると思います。
自分も中小企業時代にこの考え方を身に着けていたからこそ、今の会社に転職してからも不自由なくやれているんだろうなあ。と感じる事が時々あります。
とはいえ、まだまだ成長する事しかない自分ですので、これからも共に経理として成長していきましょう!!
ここまで読んで頂きありがとうございます。
経理マン
(いつか経理交流会企画したいので、一緒にやりたい!って方はメッセージ下さい!)
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